Hello Talk 作文添削③ オフィス編

Pocket

今回のテーマ

実際にHello Talkにおいて、公開された日本語を添削します。他人の間違いからも日本語の作文が勉強できると思います。

始めに、原文を載せます。続いて添削した文を載せます。

作文

、日本の会社へいくつの電話をかけたが、直接的に購買の方と連絡できないです。

さっき、日本の会社へ数回の電話をかけたが、直接(に)購買の方と連絡できないです。

ほんとに困りますが、どうしよういいかな?

ほんとに困りますが、どうすればいいかな?

ほんとに困りますが、どうしようかな?

解説

「さっき」は漢字で書くべきか?

「さっき」の漢字表記は確かに「先」です。

しかし、日本の教育方針において、「先」を「さっき」と読める必要が無いとされているため、普通の日本人は「さっき」の漢字を知りません。したがって、日本人にとって読みづらく感じます。

「先」という漢字は日本において、「さき」(例:先に行く)、「せん」(例:先生)という読み方と書き方ができればいいとされています。

勿論、「漢字で書いてはいけない」という法律があるわけではないので、漢字で書きたい人は書いても構いません。

日本の教育方針で定められた、読み書き出来るべき漢字を「常用漢字」と言います。以下のリンクが参考になります。

http://www.bunka.go.jp/prmagazine/rensai/kotoba/kotoba_009.html

常用漢字の一覧はこちらのデータをダウンロードしてみてください。

http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kakuki/14/pdf/jyouyou_kanjihyou.pdf

副詞でもある「直接」

「直接」という語は一見すると名詞ですが、副詞でもあるので、何もつけずに「直接」と使えます。また名詞と考えたら「直接に」とすれば良いです。

「直接的に」を使う場面は無いとは言えないでしょうが、少ないです。「直接」、「直接に」を使えば問題ありません。

お知らせ

作文の添削をwebsite上で行います。希望者はご連絡お願いします。

写真引用

Photo by Mimi Thian on Unsplash