「頑張ってみます」は間違い? 「頑張る」「てみる」の用法

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「頑張ってみます」という返答をしたことがある人は多いのではないでしょうか

文法としてはJLPT N4のレベルに値します。

例えば、

A: 頑張ってくださいね。

B: はい、頑張ってみます。

(フランス人学習者)

このBの「頑張ってみます」は間違いだという指摘があります。ここは、「頑張ります。」が正しいという主張です。

なぜなら、「てみる」は「何かを(ちょっと)やって、そして、その結果を確かめる」という意味、つまり、try~ingの意味であり、try to do(成功させようと、一生懸命~する) やdo one’s best(できりかぎり、うまくいくように行う)の意味ではないからです。

確かに、例文を一見すると、try to do やdo one’s bestの意味に見えるので、誤りだという主張は一理ありそうです。

このような間違いが発生するのは、「てみる」をtry to do の意味だと誤解してしまう学習者が多いことが要因だと言われています。

しかし、「頑張ってみます」といえる場面もあると本ブログでは主張します。

ここで、「頑張る」を何かを「する」という意味で返答していると仮定すると、「頑張ってみます」というのは、「あまり、やる気はないけれど、最低限対応します」という意味であるとも考えられます。

これに声のトーンに諦めや面倒くささが出ていれば、その感はより増すといえるでしょう。

したがって、「頑張ってみます」というのが、「やる気はないけれど、最低限対応、対処してみる」という意味ではあれば、使っても良いと考えられます。

てみる