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「頑張ってみます」は間違い? 「頑張る」「てみる」の用法

「頑張ってみます」という返答をしたことがある人は多いのではないでしょうか 文法としてはJLPT N4のレベルに値します。 例えば、 A: 頑張ってくださいね。 B: はい、頑張ってみます。 (フランス人学習者) このBの「頑張ってみます」は間違いだという指摘があります。ここは、「頑張ります。」が正しいという主張です。 なぜなら、「てみる」は「何かを(ちょっと)やって、そして、その結果を確かめる」と […]

「みんなさん」は誰なのか?

「みんな」とは 「みんな」を漢字で書くと「皆」です。この「皆」は「みな」とも読みます。では「みんな」と「みな」の意味の違いはなんでしょうか。 実は両方同じ意味なのです。 意味→すべての人・物  しかし、多くの人に呼びかける「みなさん」という言い方はありますが、「みんなさん」とは言いません。 元々、「みな」という読み方が伝統的に正しく、「みんな」は口語的なのです。(但し、歴史のドラマなどに出る、偉い […]

「大事な」と「大切な」の違い

「大事な」と「大切な」のそれぞれの意味 「大事な」 大事な(形容動詞)「大事」には名詞の用法もありますが、今回の使い分けは形容動詞に関連します。 ①価値を認めて、大切に扱うさま。例「大事な宝物」「お体をお大事に。」 ②重要なさま。例「大事な役目を果たす。」「大事なところをよく勉強する。」 「大切な」 「大切な」(形容動詞)「大事」と異なり、「大切」に名詞の用法はありません。 ①きわめて重要なさま。 […]

「こだわる」の本当の意味は? 「拘泥」も解説!

今回のテーマ ~「こだわる」の本当の意味は?~ 日本語学習者の皆さん、「こだわる」という単語を知っているでしょうか? 「こだわる」という単語とその活用形は日本社会のあらゆる場面で見られます。 しかし、「こだわる」の本来の意味で使われていない場合があります。 「こだわる」と関連する単語に「拘泥(する)」という言葉があります。 「こだわる」の本来の意味を理解すると、「拘泥」の意味も理解しやすくなります […]

「言い回し」とはどんな意味?「遠回し」と違うの?

「言い回し」と「遠回し」 皆さん、「言い回し」と「遠回し」という言葉を知っているでしょうか。 もしかしたら「遠回し」という言葉は知っていても、「言い回し」は初めて聞く言葉ではないでしょうか。 始めに「遠回し」の意味を確認してみましょう。 「遠回し」の意味 遠回し・・・(名詞・形容動詞)直接的な表現を避けて、それとなく言うこと。また、そのさま。 *「それとなく」・・・はっきり示さず、明確に言わない、 […]